竹の彫刻・切断加工

株式会社リンシュンドウのスタッフの岡本です。
今回は厚さ7mmの竹の加工をします。
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形状が円形になっているので、ローラー式回転加工機を使用します。
ハニカムテーブル・または彫刻テーブルで加工するのもありです、その時に応じて選択して下さい。
竹は何も加工していない状態だとほぼ円なので、サイズが大きいデータを使えば使う程
移動する度にレーザーヘッドの先から竹までの距離が大きく開いていきます。
その為、回転加工機を使われる事を推奨します。
回転加工機の上に竹を乗せて下さい。
データを加工機にダウンロードさせて加工を開始する訳ですが
その前に、加工機のTESTを押して、竹がグラついたり、落下しないか数回確認して下さい。
グラツキがみられたら、ローラーの高さ調整、竹の置き方等、見直して下さい。
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データ設定に関してですが、今回は下記の設定で加工しました。
出力はMAXの100に設定し、スピードは1に設定しています。
購入時付属する制御ソフトのLaserCutでスピードを1以下にする事も可能ですが
使用した機体では、1以下にすると竹が延焼してしまったので、敢えて1で止めています。
今回は行っていませんが、濡れた新聞紙を加工表面に張り付けて霧吹きで濡らしつつ加工を行うと延焼を和らげる効果があります。
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竹の素材や使用するレーザー加工機の機体によってデータは変わるので、この辺りは都度変更して下さい。
そして竹は硬度があるので、1回の加工では切断出来ない場合があります。
その為、切断出来なかったら、彫刻の加工のチェックを外して、切断加工のみ切断出来るまで繰り返し行って下さい。
完成したものがこちらです。
切断加工のみ、今回はRSD-SUNMAX-GS4030-50Wで合計3回繰り返しました。
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切断した断面はこの様になっています。
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サンドペーパー等使用して断面を削れば、綺麗な仕上がりになります。