黒ミカゲ石への彫刻比較

株式会社リンシュンドウのスタッフ岡本です。

今回は、RSD-SUNMAX-LT6040 40W・RSD-SUNMAX-FL30・RSD-SUNMAX-UVZHの3機種を使用し、黒ミカゲ石に同一の画像データを彫刻し、加工結果の比較を行ないました。

加工画像データ

  • 仕上がりサイズ 約50×50mm
  • モノクロ2階調bmpデータ 色調反転
  • 解像度 1000dpi
  • 円型ハーフトーン 45度 80線

RSD-SUNMAX-LT6040 40W

  • 彫刻加工
  • 出力 40%
  • 速度 300mm/s
  • 走査間隔 0.05

加工時間:5分30秒

LT6040加工結果について、猫の耳部分など写真の濃度の薄い箇所については、再現しきれず白く抜けてしまいました。CO2レーザー機でのハーフトーン設定は50線程度を推奨しています。今回は80線でデータを作成したため、細かい箇所は抜けてしまったと推察します。

RSD-SUNMAX-FL30

  • ハッチング加工
  • 繰り返し 1
  • 速度 1000mm/s
  • 出力 60%
  • 周波数 20
  • 加工解像度 500×500dpi

加工時間:53秒

FL30での加工結果について、淡い部分でも再現されており、濃淡が鮮明に表現されています。加工時間も短縮されました。

RSD-SUNMAX-UVZH

  • ハッチング加工
  • 繰り返し 1
  • 速度 50mm/s
  • 周波数 20
  • 加工解像度 500×500dpi

加工時間:15分19秒

UVZHの加工結果について、FL30よりも更に濃い部分もより再現されているのですが、出力が弱いため彫刻加工が全体的に弱くなってしまいました。加工時間をゆっくり行うことで、より強く彫刻加工を行うことができますが、加工時間が長くかかってしまいます。

加工素材や加工データ、環境などによって最適な加工機は異なります。加工機の選択の参考にしてください。

左上:LT6040/右上:FL30/左下:UVZH