UVレーザー加工機「RSD-SUNMAX-UVZH」を使用し、 厚手の紙の切断加工を行ないました。AIデータをインポートし、用紙は、名刺用紙標準厚0.195mmのものを使用しています。
はじめに、以下の設定値にて加工を行ないました。
- 速度 5
- 総計(加工回数) 1
- 加工時間 2分10秒
速度を遅く設定したことによって、一度の加工で切り取ることができましたが、切断面が少し焦げにより褐色に変色しています。
切断面を変色させないために、加工速度を早く設定し、繰り返し加工で切断を試みました。
- 速度 100
- 総計(加工回数) 200
- 加工時間 20分19秒
切断面が繊細になり、焦げの発生はありませんが、加工が弱く、完全に切り取ることができませんでした。加工回数を増やすことで、切り取ることができるかもしれませんが、加工時間を考慮すると適切な設定値とは言えません。
速度・回数を調整し、再度切断加工を行ないます。
- 速度 50
- 総計(加工回数) 20
- 加工時間 3分53秒
完全に切り取ることができ、かつ切断面の焦げも気になりません。加工する素材など条件によって設定値を変えることで、理想的な加工結果になります。