アクリル板への彫刻(写真データ)LT-6040

株式会社リンシュンドウのスタッフ岡本です。

今回はRSD-SUNMAX-LT6040を使用してアクリル板(押出し板)に彫刻加工します。以前、黒ミカゲ石への彫刻を行なった際の設定とほぼ同じように行ないます。

レーザー彫刻を行う際は、写真データで彫刻を美しく再現するためには、ハーフトーンの網掛け設定にし、モノクロ2階調に変更する必要があります。また、レーザー彫刻部分が白くなるため、ビットマップデータを用意する際は、色調反転をします。

▲元のデータ
▲網かけ設定を行った画像

写真データの設定値

  • サイズ:60mm×61mm
  • モノクロ2階調
  • 解像度300dpi
  • 円型ハーフトーン 45度 50線

ハーフトーンの線数値は50程度にします。あまり高い数値にしてしまうと、細かすぎるため、写真として再現できなくなります。

彫刻を行う前に、色調は反転させます。

今回加工するレーザー加工機は、SUNMAXシリーズLT6040の40W機を使用します。LaserCut6.1Jの今回の加工設定は以下の通り。

  • 彫刻加工
  • 出力/30
  • 速度/150
  • 走査間隔/0.05

アクリル板への彫刻加工の場合は、加工精度を高めるために、出力・速度ともに抑えて設定することをお勧めします。

なお、画像が小さすぎても鮮明な再現が困難になるため、ある程度の大きさで彫刻加工を行うことをお勧めします。以下の画像は、上記のデータを35mm×35mm程度のサイズに設定し彫刻を行なった加工結果です。

加工素材によって設定値は異なるため、画像の設定を含め、設定値を変えてテスト加工を行なってください。